番組審議会

更新日:2007 年 05 月 09 日
Love FM放送基準
九州国際エフエムは、九州北部地域の国際化への貢献・文化の向上・公共の福祉・産業と経済の繁栄に役立ち、平和な社会の実現に、放送によって寄与することをその使命とする。
われわれは、この自覚に基づき、民主主義の精神に従い、基本的人権と世論を尊び、言論および表現の自由を守り、法と秩序を尊重して社会の信頼に応えていく。
上記目的を実現するために、当社は放送番組を次の基準によって編集する。


○ できる限り多くの言語で情報を提供し、九州北部在住の様々な国の人々とコミュニケーションを図っていくことを目指す。
○ 放送内容は、従来のようにアップ・トゥ・デイトなニュースに限らず、母国の情報、災害時の緊急放送、生活面での必要な情報などをそれぞれの母国語で語りかけるような新しい概念の放送を目指す。
○ 報道番組は、すべての干渉を排し、政治・経済・社会上の諸問題に対して公正な立場を守り、対立意見の問題に関しては多角的に論点を明示する。
○ 教育番組・教養番組に関しては、対象を明確にして妥当な時間帯に編成し、必要な告知を実施する。
○ 娯楽番組は、聴取者に健全な楽しみを提供し、生活内容を豊かにすると共に、その育成を図る。
○ 社会の公安及び善良な風俗に反する放送は行わない。
○ 個々の番組の企画・制作・実施にあたっては、『日本民間放送連盟基準』を遵守することを基本方針とする。



更新日:2007 年 05 月 09 日
番組審議会だより
LoveFM(九州国際FM)では、番組審議会を年間10回(1月と8月を除く毎月1回)定期的に開催しています。

<番組審議会委員>
委員長:立石 揚志 (西南学院大学商学部教授)
副委員長:西 謙次郎(九州市民大学評議員・運営委員)
中垣 量晶((株)全教研代表取締役)
山崎 朖((社)北九州貿易協会専務理事)
野口 郁子(福岡市人事委員会委員)
安川 哲史 (安川タクシー(株)代表取締役)
ステファニー・アデル・ウェストン (福岡大学法学部教授)
唐 寅 ((財)福岡アジア都市研究所 主任研究員)
金 貞玉 (カナダラ韓国語教室講師)


今回は下記の通り開催・審議しました。



更新日:2007 年 05 月 09 日
「九州国際エフエム 番組審議会 第102回」
日 時:平成19年4月13日(金) 16:20〜17:20

出席委員数:9名
立石 揚志
西 謙次郎
金 貞玉
唐 寅
中垣 量晶
野口 郁子
山崎 朖
安川 哲史
ステファニー・アデル・ウェストン


会社側出席者:
松下 征雄
鹿児嶋 俊輔
森本 朗子




更新日:2007 年 05 月 09 日
番組審議会
代表取締役常務:本日は、お足元の悪い中お集まり頂きましてありがとうございました。
私共、新しい年に入ったわけでございますが今日は皆さんご出席いただきまして本当にありがとうございます。お陰をもちまして、弊社は4月1日に10周年を迎えることができました。これも一重に番組審議会の皆様方のご協力、ご支援の賜物だと厚くお礼を申し上げたいと思います。これからまた、さらに10年切磋していきたいと思っておりますので、何卒忌憚のないご意見等お聞かせ頂きまして、番組に生かしていきたいと思っております。どうぞよろしく申し上げまして、簡単でございますがご挨拶に変えさせて頂きます。

委員長:では早速、番組審議のほうへ入っていきますご説明をよろしくお願いします。

プロデューサー:本日ご審議頂きます番組は、「Stylish Life」です。担当の鹿児嶋でございます。よろしくお願いいたします。「Stylish Life」ですけれども、4年目に入っておりまして以前ご審議頂いたこともあるんですけれども、時間が経過いたしましたものですから、再度また(ご審議頂けたら)と思います。放送時間は毎週月曜日から金曜日の午前11時から午後3時までの4時間番組ということで、いわゆるお昼のワイド番組、看板番組という形で放送をしております。AJは女性のアンナと言いまして、関東出身なんですが、この番組のために福岡のほうへやって参りまして、バイリンガルということで日本語と英語を使い分けながら番組を進行していくという形になっています。番組に関しましては、この番組がスタートします時にLOVE FM全体の中で2,30代の女性を意識した番組を立ち上げていこうという方針の中で一番目玉の番組としてスタートしまして、このタイトルの「Stylish Life」でありますとかAJアンナのキャラクターでありますとか、番組の中の本編など、その辺ターゲットを意識した番組作りを行っています。
早速ですが、3月9日に放送しましたダイジェスト版をお聞き頂いてご案内させて頂きたいと思います。この金曜日なんですが、月曜から木曜に比べて、よりエンターテイメントの情報を中心に展開しておりまして、そういった形の内容になっております。
では、まずオープニングの部分からお聞き下さい。

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#1 オープニング

プロデューサー:こういった形で、番組としましては音楽を1曲はさむ形でリスナーの方に軽快な感じを与えながらスタートしまして、その日の番組の紹介をまずいれていくという形でスタートしております。オープニングでこの後お聞きいただくワールドトピックの部分はその日の世界の出来事などをお届けしておりますのでその部分をお聞き頂きます。

#2 ワールドトピック

プロデューサー:こういった形で、情報源はロイター通信を利用しておりまして、世界の各地からこのように入ってくるニュースネタをニュースというよりは話題として取り上げながら、アンナのほうでコメントを付け加えて紹介するという形をとりながらオープニングからつなげていくという風になっております。
 続きまして、この番組の一つの目玉コーナーであります「Natural Woman」をお聞きいただきますが11時台の10分コーナーで日替わりで一般の方に登場していただいてインタビューする日であったりとか、アンナのほうで気づいた女性に関する考え方などを披露する日があったりとかございます。今日聞いていただくのは金曜日バージョンでアーティストが「Natural Woman」という言葉に関して何をイメージして、どういう風な考えを持っていますかという質問に答えて頂くということで、今回は「吉川晃司」という方に録音でインタビューを録れていますので、その部分をお聞きいただきます。

#3 Natural Woman

プロデューサー:こういった形で金曜日の「Natural Woman」に関しましては、アーティストのコメントを中心に「Natural Woman」という言葉に対するイメージであるとかをインタビュー形式で紹介するというコーナーになっております。
続きましてお聞きいただきますのは「Poetry In Motion」というコーナーなんですが、これは12時台にお届けしているんですけれども、バイリンガルのアンナが英語力があるという部分で、洋楽の歌詞の内容をピックアップして、その意味であるとかアレンジして紹介するというコーナーになっております。その部分をお聞き頂きます。          

#4 Poetry In Motion

プロデューサー:こういった形で、曲のワンフレーズをピックアップして歌詞の紹介、その中で使われている英文の紹介、アレンジして紹介するというコーナーです。
続きまして「Weekend Recommendation」というコーナーをお聞きいただきますがこのコーナーは月曜日から木曜日は「Today’s Recommendation」ということでその日のお奨めとかイベント情報をお届けしていますが、金曜日に関しましては、特にエンターテイメント系ということで、週末から映画の公開が始まるということもありますので、映画の情報であったりとか、そういった情報を公開しているんですけども、今日お聞き頂きますのは、三池炭鉱のドキュメンタリー映画を作られてて、先日「三池」という映画が封切りになったんですけれども、そちらの監督をされている熊谷さんという女性の監督がちょうど福岡にいらっしゃいまして、ゲストにお越しいただけましたので、そのインタビューの模様をお聞き頂きたいと思います。

#5 Weekend Recommendation

プロデューサー:インタビューが長くなりますので、この辺で切らせて頂きますがこういった形で月曜日から金曜日毎日4時間ということでお送りしております。この他にもアーティストのゲストが入ってくるコーナーでありますとか、ノンストップコーナーなど時間が4時間ありますのでかなり盛りだくさんな内容でお送りしております。お聞きいただいたように映画監督のインタビューでありますとか、アーティストのインタビュー、世界の情報、アンナの英語力を生かしたコーナーでありますとか、聞いてる側を飽きさせない形でお送りしております。4年目に入りまして、アンナのキャラクターの浸透もかなりしてきましてLOVE FMのお昼の看板番組の一つとして育ってきている番組ではないかと思っております。
以上簡単ではありますが、「Stylish Life」のご紹介をさせていただきました。ご審議のほうをよろしくお願いいたします。

委員長:ありがとうございました。10周年ということでありますから、今日は番組のことはもちろん、その辺でも何かありましたら、時間は限られておりますがお話いただければと思います。

副委員:非常にいい番組だと思いながら聴きました。このAJのアンナさんは、もう長いんですね。
いわゆるプロだなという感じがします。

プロデューサー:そうですね。お陰様で4年目に入ります。かなり彼女も慣れてきた感じがします。

副委員:その前にこの企画書を読んでいたのですが、InterFMはどこでしたかね?

プロデューサー:東京ですね。その時はまだ彼女はアシスタント的な存在だったのでLoveFMで経験を積んだといえると思います。

副委員:この番組は、コーナーがいろいろ取り混ぜられてていいですね。例えば、トム・クルーズとニコール・キッドマンがお互いの伴侶を紹介しあったとか、そういう柔らかい話題があったかと思えば、「三池」のような社会的に話題をよんでいるような映画の紹介など内容が多岐に亘っていていいと思います。そして、番組全体がおしゃれな感じがしますね。音楽が番組と非常にマッチしている気がします。ドライブしながらなど「ながら」で聴ける番組もありますが、これは耳を傾けて聞いてみようという気になる番組だと思います。これは構成の力もあるのかな?

委員長:もちろん、構成する方のバックの力もありますね。

プロデューサー:インタビューなどは、彼女のキャラクターの良さが出ているかと思います。彼女は人とのコミュニケーションが上手なので・・。

副委員:ただ、インタビューといっても「吉川晃司」のインタビューは少し物足りなかったですね。

プロデューサー:そうですね。あれはコメントを録らせてもらっただけなので、AJアンナとは絡んだ形にはなっていませんね。

副委員:だからなんですね。少し物足りない感じがしました。でも全体的に非常にいい、好感の持てる番組だと思いました。

委員長:ありがとうございました。他にいかがでしょうか。

委員:非常に感じのいい番組だと思いました。AJの声も非常に耳馴染みがいいですね。それと「Natural Woman」というのも、今ほとんどの女性が仕事を持っている時に、いいコーナーだと思います。センスがいいというか、時代の風を受けながら、働く女性にエールを送るみたいな、男の人にももちろんですが、そのような感じがしました。
吉川さんの部分はやはり同じように、物足りない感じはしましたが・・女の人も男の人も壁を乗り越えることはあるでしょうから、そのエールになっていると思いました。吉川さんは一人喋りとおっしゃたので、こちらの思い通りにいかないということもあるでしょうしね。

委員長:そうですね。絡みがないですからね。

委員:まあ、アンナさんのインタビュー面白くて、熊谷さんなんかも社会的な評判もありますし、すごくタイミングがいいのですね。そして、このインタビューの時にBGMがかかっているのは珍しいなと思ったのですが、この映画と関係がある音楽なんですね。あまり邪魔にならなくていいなと思いました。あえて言うとすれば、アンナさんが相槌を打つとき、「ええ、ええ」と言っているのですが、何箇所か「うん、うん」と言っている箇所がありました。親しみの意味を込めて、私たちもつい「うん、うん」という事はあるのですが、放送にのるときは「うん」ではなく「ええ」とか「はい」のほうがいいのではないかと思いました。

委員:僕は、今回あえて言うとするならば、全体的にわかりにくい気がしました。まず、企画書のIntroductionに書いてあることですが、ちょっと理解しにくかったですね。この企画書はどなたが作成しておられるのですか?

プロデューサー:この分に関しては番組のディレクターが、私共の局のコンセプトに沿って制作会社のほうで作成しております。

委員:一生懸命理解しようと思って読んだのですが、とても難しいというか、言葉は綺麗なんですが何を言おうとしているのかが解らなかったですね。項目別のコンセプトが書かれていて、番組で表現されているのでしょうが、丁寧に読むとやはりむずかしく、具体的に何かと言われると理解できなかったです。これは、私の問題と思うのですが、項目別のコンセプトが、番組全体のコンセプトにつながっていなかったですね。
 しかし、4時間という時間を1週間べったりやるというのは、すごく重たい時間帯だと思うし、朝の4時間と次の4時間ですよね。朝の4時間というのは、結構わかりやすくて何回も僕は聞いてるんですけれども、音楽の入れ方とか、この時間は聞く人の状況が皆さん動いてる時間ですよね。朝はその動きに合わせて、何かコメントを入れたり音楽を入れたり、わりと簡単なんでしょうけれども、この時間は聞く人がどういう状態にあるのかなと、番組のコンセプトがわからないので、むしろそちらのほうにイメージを展開してみたんですけれども、この時間は油断してしまうと飽きてしまうので、飽きさせないためにいろんなテーマや理屈を次から次へいろんな物を入れようとしてるな、と一方的ですが、そのような解釈をしました。時間を計ってみると音楽が2時間40分、喋りが1時間20分くらいかな、この企画書から数字を拾い出すとそのような割合になっているんですよね。一般的なフローで考えた時に、4時間という放送時間の中で喋りを1時間20分いれることがどうなのか?それで、割合としてOKなのか、4時間のコンセプトを具体化していくときに、その音楽と語りの配分をどうするのかという技術的な問題を先に押さえてあると思いますので、それをどういう風なのかなという意見を聞きたいです。私の考えとしては、喋りが多すぎると思います。

委員長:まあ、今回のはダイジェスト版というのがあると思いますけどね。

委員:要するに、喋りが上手じゃないとこの時間はもたない。その点、彼女は非常に上手だと思いますよ。音色を変えながら、二人役をやりながら喋りの時間を上手く表現していくというすごくプロのやり方だという気がします。
 そうするとですね、この番組の最初に彼女が「おつかれさま」という言葉で始まるんですよね。なぜ、この言葉で始まるのかが、僕は疑問だったんですよ。僕なりに考えて、この「おつかれさま」は前の番組のAJに向けたものだなと思ったのですが、一般リスナーにとって、朝11時というのは疲れているはずもないのですごく違和感があるなと思いました。勝手な結論ですが、あまりにも慣れすぎてて油断しているじゃないのかなと思います。非常にリズムがあっていいのですが、本当のプロなら引っかからないところも、彼女は引っかかっているんですよね。全体はいいのに、なんで、こんな上手な人がこんな一言、耳に引っ掛るの?ということを考えると油断しているのかな?と。メイン番組で、看板で長く続いていて上手くいってるという前提の中で確かにそうなんだけども、もう一度、その辺を確認するところにあるんじゃないかな?という部分も感じました。

委員長:それを受けて一言、プロデューサーはいかがですか

プロデューサー:言葉と音楽の比率の部分に関して、最初にいいですか。この件に関しましては、特に比率決めてるということはないかと思います。この番組は4時間ある中で、1時間毎のフォーマットで編成しているのですが、この1時間の構成というのが、最初にちょっとした話題と音楽が2,3曲あって一つコーナーが10分くらいあって、また話題が入って、最後の10分くらいはノンストップの音楽のコーナーという形で多少アレンジしながら放送していっています。喋りのほうが多いのでは、というご意見がありましたが、他局との比較にもよるのではないかと思います。と言いますのも、LoveFMは圧倒的に音楽が多いんですね。ただ番組を作るにあたって、エンターテイメントのニュースであるとか、映画監督のインタビューであるとか、アーティストが入ればアーティストのインタビューなど、聞いてる側へもいろんなバリエーションを持ってお届けするという中では、音楽だけでは伝えられないという事がありますので、その部分ではよりバリエーションを広げて、聞いてる側にもいろんな興味を持ってもらう為には、ある程度の言葉での情報発信をしていくことが必要であるということから、必要最低限吟味した内容を言葉で伝えながらその間で音楽であるとか、シチュエーションにあった音楽などを提供して展開していくという構成になっています。ですから、きちんとした比率というのは設定していませんけれども、他局との比較の中では、圧倒的に音楽が多いといえると思います。

副委員:だから、どんな角度からこの番組を見るかということになると思います。4時間というとかなり長い番組に感じるのかもしれませんが、4時間だからこそ、軽い話題から「三池」のような社会性のある話題までいれれると見るか、4時間もあるから、いろんな話題を入れないと4時間もたないか・・という考えだと思います。僕はどちらかというと、4時間だからある意味では、「三池」みたいなものも入れれて、ちょっと皆が社会的な問題を考えてみようということになると思います。これが、1,2時間くらいの番組ならば、このような話題が中に入ってくると重い番組で終わってしまうので、そういう意味では、僕は肯定的にこの番組を見ますね。

委員:それは僕もいいと思いますね。この企画書にいくつかブロックがあってコンセプトがあるんだけども、最初の11時台の30分は生き方など「Natural Woman」など思想的な要素が入っている、次は「On File」は方法論が入ってる、次の「Happy Cooking」というのはむしろ、その他の具体的なもので、次は変わってアクション、Liveが入って、Newsが入ってる、そして、段々提案性が強くなって最後に終わる・・。この企画書に書いているのだけでも、そのような意図は読み取れるんですよね。そこはそこで、しっかりしてるなと思います。

副委員:このIntroductionとコンセプトはわかりにくい所がありますね。

プロデューサー:その部分に関しましては、長く書いていますけれども、一言で言うならばLoveFMが天神という福岡の情報発信の地にあるということを踏まえて、その場所にあるからこそ意味のある情報を発展していこうということでございます。

委員:私としては、アンナさんの声が落ち着いた雰囲気ですごくいいと思います。あと「Stylish Life」という名前がとてもいいと思います。だけども、主旨が少しわかりにくいですね。「Stylish Life」だからセレブな話題など、いいLife Styleを届ける番組なのかなというイメージでした。最初の「Natural Woman」を聞いて、これはもう少し拡大して、普通の人の声も聞ければ面白いテーマになるのにと思います。アーティストだけではなく、普通の福岡の人や若い人の意見もいれたらいいと思います。「Travel Bag」と「Poetry In Motion」は普通のアイディアではないでしょうか。それと「Stylish Life」と「Natural Woman」の観点から、健康と環境の話題ももう少しいれたらいいのではと思いました。音楽については特にないです。

委員長:今の意見はあくまでもダイジェスト版を聞いての感想ですね。普段はもしかしたら、今言われたことがなされてるということもありますね。

プロデューサー:一つのコーナーを月曜から金曜でやっていますので、1週間合わせると50分でやってるということになります。日によってメニューは変えていますが、でも今頂いたご意見を参考にさせていただきたいと思います。

委員:厳しいご意見が出ているようですが、基本的に朝11時から15時までの4時間ですよね。そしたら、聞いてる方は車の中、もしくは家事をしながらということを考えれば、もう少し軽く聞き流して、おもしろそうだなと思う部分はかじりついて、後は聞き流すみたいな時間帯だと思います。全体のコンセプトとしてはですね。この4時間というのはご苦労が多いと思います。私自身、実はあまり聞いたことがないのですが、この企画書を見ている限りでは、金曜日はコーナーが月曜から、木曜と比べると多いような気がするのですが?

プロデューサー:そうですね、コーナーの数的にはそんなに変わらないのですが、内容が、例えば月曜から木曜は「Happy Cooking」とやっていたのが金曜日に関しては「World Wide Show」ということで、エンターテイメントの要素を含んだものに変えているということですね。

委員:数は変わっていますよね。

プロデューサー:1,2個多いような感じになっていますね。

委員:では、もう少し4時間の中で山を作っていくといいと思います。この時間帯だと、30分聞いて30分お休みして・・みたいなリスナーの方もいらっしゃると思うので、もう少しメリハリの利いたコーナー作りが必要なのかなという印象を受けました。

委員長:なるほどですね。看板番組と言われたのでそれだけ、いろんな試みをやっていただいたらいいと思います。レベルが高いという前提で今日のいろんな意見ですからね。

委員:私も生で聞いたことがないので、ダイジェスト版で聞きました。内容的には非常に充実していて次から次へといろいろ出てきて、知的な番組だなという印象を受けました。ただ、ダイジェスト版を聞いて、正直なところ少し疲れてしまいました。だから、誰が聞いてるか想像してみたのですが、しかし曲のノリが非常にいいので通して聞くとまた印象が違うのかなと思いました。
それと確認したいのですが、最近HPを見ててIntroductionなど載せていますが、以前に比べて内容が非常に哲学的になっていませんか?

プロデューサー:そうですね、番組のコンセプトとか番組をリニューアルした部分で内容は変わっていると思います。

委員:HPを見ていると非常にレベルが高いのでいいなとは思いますが、リスナーがどういった人たちなのか、それをわかってもらえるような人たちなのかが不安に思います。

委員長:今、皆さん共通していることですが、ずっと聞いている人は逆にいないと思うんですよ。車というより、オフィスだとか、家事をしながら興味のある部分だけをかいつまんで聞くという番組で長寿番組になっていると思います。反響はある程度、あるんでしょうか?

プロデューサー:そうですね。いわゆるWeb上のアンケートなどではかなり人気がありますね。昼間の4時間拘束されて聞くという人はいないと思いますので、「ながら」で断片的に聞かれる方は多いと思います。1時間毎にノンストップで音楽をかける部分もありますので、そういった意味でも「ながら」で聞きやすい構成になっているのではと思います。

代表取締役常務:参考までに、当社執務しているときは全室ラジオの放送が入っていまして、ON AIRを聞きながらやっているんですけれども、まあ違和感なくできているのではと思います。

委員長:それは、この番組に限らずですか?

代表取締役常務:ええ、放送事故がないかもチェックの意味も含めて社内で聞いています。

委員長:聞くほうの立場として、常務はどう思われますか?

代表取締役常務:ええ、当社の持つ一つの目的が国際性というところで、日本人の方々全員にということになってくると、受けない部分も出てくるのではないか、あるいは、外国の方々にも聞いて頂かなくてはならない一面も持っていますから、結果としてこのような中身になるのではないかと思っています。皆さんのご意見と同様に、社会性を持った放送ではないかと思っております。

委員長:わかりました。他にはどうですか。

委員:アンナさんは福岡でやっているんですよね。もう少し、福岡の話題もやってもいいのではと思います。アーティストにしても東京から来るアーティストではなくて、隠れた地元のアーティストとか、いろんな分野のアーティストの紹介などもしてはどうかと思いました。せっかく福岡にいるのですからもう少しローカルな話題も触れてはどうかと思いました。

委員長:ダイジェスト版以外ではあるのではないですか?

プロデューサー:ローカルネタのゲストは大体、月曜から木曜日に入れています。今回ご紹介したのは、金曜日のON AIR分だったので、たまたまエンターテイメント性が強いのではないかと思います。

副委員:このダイジェストを聞いた時、東京制作かと思いました。

委員:そうなんですよ。おしゃれなんですよ。逆に言うと、福岡だからもう少し泥臭さも欲しいかなという感じでした。ある意味では、アフタヌーンティーみたいな感じもあるので音楽も大事だなと思いました。そういったとき中垣さんがおっしゃったように、聞き流しのできる部分もあっていいのではと思いました。
 要するにコンセプトはやはり大事なので、もう少しわかりやすいコンセプトにしてはどうかと思いました。内容はおしゃれでいいと思いますよ。

委員:このコンセプト、いいんですよ。むしろ、これをどう表現するのかというのが大事だと思うんですよ。例えば、天神地区というのは、日本の中でも若い女性の居住率がものすごく高いんですよ。それに「Natural Woman」というキーワードは合っているんですよ。なので、今天神のここから発信していますよ、という発信のポジショニングをうまくいれていくとか、天神の中の音を毎回拾って流すなど、聞いてる人のイメージを天神に持ち込んでいくような、そういう仕掛けがあって、天神の女性が出てきたりするとよりわかりやすい気がします。

委員:20、30代の女性が興味があることといったら、健康と美容ですよ。それから、自分の好きなスポーツであったり、そのような情報を聞いてる側は欲しがっているんですね。このアンナさんは、あまりにも英語が上手いので外国の方だと思いました。生で聞いていると、時々言葉を噛んでしまって、ちょっとハラハラする場面がありますね。彼女やLoveFMのAJはみんな、訪れた国があるじゃないですか。だから、好きなことがあったら、とことん調べたり情報はそれなりに持っていると思うので、それを生かして欲しいですね。いつかの放送でアンナさんは、今年34本も映画を見たと。だからこの方本当に映画が好きなんだなと思いました。いつか自分が見た映画、その時はインドの映画の話をしていたんですが、自分が見ていなくても、その映画を想像できるようにコメントがわかりやすくて、原稿を読んでいる感じではない自然な伝え方だったので、そこがいいと思いました。アンナさんはいろんな情報を持っていますね。欧米だけではなく、韓国などの情報もすごいんですよ。
先日は韓国の花見スポットベスト5なども取り上げていました。LoveFMは国際的な局なので、そのような情報も取り上げてくれるといいと思いました。
それと関連して、女性は癒しを求めていますね。今週のO.A.の中でおもしろいペットのサイトを紹介してくれたんですよ。あれは、自分も入って見てみようかなと思いました。それをLoveFMのHPからリンクできているので、いいなと思いました。

委員長:他に何かありますか?それと新しいタイムテーブルは非常に良かったですね。
では、以上で終わりたいと思います。