番組審議会

更新日:2007 年 03 月 06 日
Love FM放送基準
九州国際エフエムは、九州北部地域の国際化への貢献・文化の向上・公共の福祉・産業と経済の繁栄に役立ち、平和な社会の実現に、放送によって寄与することをその使命とする。
われわれは、この自覚に基づき、民主主義の精神に従い、基本的人権と世論を尊び、言論および表現の自由を守り、法と秩序を尊重して社会の信頼に応えていく。
上記目的を実現するために、当社は放送番組を次の基準によって編集する。


○ できる限り多くの言語で情報を提供し、九州北部在住の様々な国の人々とコミュニケーションを図っていくことを目指す。
○ 放送内容は、従来のようにアップ・トゥ・デイトなニュースに限らず、母国の情報、災害時の緊急放送、生活面での必要な情報などをそれぞれの母国語で語りかけるような新しい概念の放送を目指す。
○ 報道番組は、すべての干渉を排し、政治・経済・社会上の諸問題に対して公正な立場を守り、対立意見の問題に関しては多角的に論点を明示する。
○ 教育番組・教養番組に関しては、対象を明確にして妥当な時間帯に編成し、必要な告知を実施する。
○ 娯楽番組は、聴取者に健全な楽しみを提供し、生活内容を豊かにすると共に、その育成を図る。
○ 社会の公安及び善良な風俗に反する放送は行わない。
○ 個々の番組の企画・制作・実施にあたっては、『日本民間放送連盟基準』を遵守することを基本方針とする。



更新日:2007 年 03 月 06 日
番組審議会だより
LoveFM(九州国際FM)では、番組審議会を年間10回(1月と8月を除く毎月1回)定期的に開催しています。

<番組審議会委員>
委員長:立石 揚志 (西南学院大学商学部教授)
副委員長:西 謙次郎(九州市民大学評議員・運営委員)
中垣 量晶((株)全教研代表取締役)
山崎 朖((社)北九州貿易協会専務理事)
野口 郁子(福岡市人事委員会委員)
安川 哲史 (安川タクシー(株)代表取締役)
ステファニー・アデル・ウェストン (福岡大学法学部教授)
唐 寅 ((財)福岡アジア都市研究所 主任研究員)
金 貞玉 (カナダラ韓国語教室講師)


今回は下記の通り開催・審議しました。



更新日:2007 年 03 月 06 日
「九州国際エフエム 番組審議会 第100回」
日 時:平成19年2月9日(金) 16:20〜17:20

出席委員数:6名
立石 楊志
西 謙次郎
金 貞玉
唐 寅
中垣 量晶
野口 郁子


会社側出席者:
松下 征雄
松雪 悌子
中牟田 由美 





更新日:2007 年 03 月 06 日
番組審議会
取締役常務:本日は、お足元の悪い中お集まりいただきましてありがとうございます。
今年初めての番組審議会でございます。今年1年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
皆様方の番組に対するご意見等をお聞かせ頂きまして、私どもの目的であります国際性豊かな番組制作のためにも、ご指導頂きたいと思います。それでは、本日も、番組の審議の程よろしくお願いいたします。

委員長:それでは番組審議をはじめます。まずは事務局より説明をお願いします。

プロデューサー:今日、ご審議いただく番組は、「Flashback」という番組です。毎週月曜日から金曜日、午後3時から5時までの、平日の帯番組です。仕事で車に乗られる方や、会社でラジオを聴きながら仕事をされている方、自宅で家事をされている方など、30代・40代をメインターゲットにお送りしている番組です。月曜日と水曜日の2曜日は、オーストラリア出身のナオミが、火曜日・木曜日・金曜日はアメリカのサンフランシスコ出身のジェイクが担当しております。内容は、懐かしの60年代から90年代始めの曲を中心にご紹介しています。今日はジェイクバージョンをお聴き頂きます。
それでは、よろしくお願いします。

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プロデューサー:以上、ダイジェストでお聞き頂きました。
お聞きいただきましたように、オープニングは海外のラジオ番組のように、テンポ良く音楽と喋りを混ぜた形で、明るいイメージで始まります。続いての「レジェンズ」というコーナーは、番組の目玉となっておりまして、月曜日から金曜日の毎日お送りしています。今日お聴き頂いたのはスティービー・ワンダーだったのですが、ビートルズだったり、エリック・クラプトンやクイーンだったり、いわゆるビックアーティストが、成功するまでの道のりやエピソードなどをご紹介するコーナーです。AJのジェイクが、サンフランシスコで色々なライブなど、音楽に接する日々を送っておりまして、そこで経験した情報などを活かしたコメントで紹介しています。
「AJ’sトーク」のコーナーでは、海外の文化紹介や、旅行やカフェなどAJが気になる話題などをピックアップしてご紹介しています。リスナーにとって生活のスパイスとなる情報を提供しています。
このほか、世界の面白ニュースや世界でおきている出来事をご紹介する「ワールド・トピックス」のコーナー、話題の映画や過去の名作など、1つの映画をクローズアップして音楽を紹介する「シネペディア」、さらに映画の中の英語のセンテンスをピックアップして紹介する「ムービー・シーン」、水曜日と金曜日はそれぞれのAJがアフターファイブに出かけたい場所などを紹介する「アフターファイブチェック」。そして、リクエストコーナーと続きます。
 平日の2時間の番組の中で、ちょっと昔を懐しんだり、若い方は初めて耳にする昔の曲に新鮮さを感じていただいているようです。
昨年の夏のアンケート結果にありますように、LOVE FMを聴く理由のトップに「選曲がとてもいいので聴く」というのがあがっていました。そういった意味でも、音楽を聴かせる番組を提供出来ればと思っております。
以上、ざっとではありますが、番組の紹介をさせていただきました。
それでは、審議の程よろしくお願いいたします。

委員長:ありがとうございました。それでは、みなさんのご意見を伺いましょう。

委員:番組を聴いて、1ヶ所分からない所があったのですが、AJトークのところでアメリカで好きなゲームのアンケート結果の紹介がありましたが、これは年代別とか男女別といったものはあったのでしょうか。またこのベスト10は、AJが決めたものだったのでしょうか。

プロデューサー:ホームページで調べた情報でしたので、そういった年令や男女の区分けはされていませんでした。ベスト10は、ホームページのデータからご紹介したものです。

委員:結果の内容にかなりバラつきがあったものですから、バラエティに富んでいるなぁと思って、どの世代かなと気になりました。例えば麻雀だったら、白人なのかアジア系なのか、麻雀なので、やはりアジア系なのかなぁと考えたりしました。
ちょっと混乱したのが、「ワールド・トピック」のコーナーで、幸せをもたらす豆の紹介があった後に、スペシャルメッセージが出てきていましたが、そのメッセージは豆に書かれたメッセージのことですか。

プロデューサー:いいえ、これは豆のメッセージではなく、リスナーからのメッセージの感想を語っていますね。

委員:豆の話題の中で、豆が1週間したら出てくると言ったすぐあとに、リスナーからのメッセージを紹介したので、まだ豆の話題から1週間も経っていないのに、もう豆のメッセージが出てきたのかと不思議に思いました。

プロデューサー:AJのジェイクの担当曜日が、金曜日の次は翌週の火曜日になりますので、金曜日の話の続きをここで間に入れたために、ちょっとわかりにくくなってしまったようです。

委員:ターゲットが30代・40代ということでしたが、中身も非常に面白くバラエティに富んでいましたが、2つ程気になった点がありました。1つはどのコーナーも英語がメインということなのですが、今日聴いた感じでは日本語が多い気がしましたが。

プロデューサー:英語をメインでやっておりますが、リスナーの方のファックスは日本語がほとんどですので、AJのトークも日本語がやや多くなっていますね。また、この回はいつもより日本語の割合が多いようです。

委員:もう1点は、やや日本語が聴きづらいというのがありますね。一応、パブリック的な要素がありますから、どうかなという点がありますね。それ以外は、面白いですね。

委員長:日本語も上手なんですけどね。レベルは高いけれど、ちょっとおかしい所がありますね。

委員:最初のところは日本語はうまいなと思いました。

副委員長:そうですね。逆に、わざと下手に喋っているのか、わからないところがありますね。

委員:スティービー・ワンダーの紹介のところなど、英語以上に日本語で説明していましたね。

委員長:確かに私もそれを奇異に感じていました。

プロデューサー:日本語がたどたどしいので、時間も長くなるということもあるかと思います。オープニングなどは、原稿が用意されているので、きちんと喋れるのですが、リスナーの方からの番組中に届いたメッセージなどには、アドリブで答えるにはちょっと難しい時もあります。

委員:スティービー・ワンダーの紹介のところで、生い立ちや成功するまでの話がありましたが、話の間にリリースされた曲をはさんで聴かせてもらえた、もっと印象に残っていいと思いますね。

委員:この日に限って、トークが長いですね。最初の部分を少し短くして、曲を流してから、また説明した方が良かったのではないでしょうか。全体的に説明などが長すぎて、もう少し、リスナーの音楽を聴きたい気持ちを汲んで欲しいと思いました。スティービー・ワンダーの紹介のコーナーも、何年に何がヒットしたというポイントだけ挙げて、有名な曲を3曲くらいかけた方が、もっとよかったのではないでしょうか。色々なエピソードを聞きましたが、どれもインパクトが弱いですね。
それから、アメリカの人気のゲームを紹介するコーナーも、数が多すぎて、中にはジェイク自身もよくわからないゲームもありましたよね。人は、分からなかったり知らなかった事は逆に知りたくなるものですよ。
ジェイクは、リスナーからのメッセージを募集する呼びかけがとても上手ですね。リスナーが送りたくなるような気持ちにさせると思います。
もう1人のAJのナオミさんは、自分がこれまでに訪れた国の料理や、衝撃を受けた食べ物の話を番組でしていますが、やはりこういう話には興味を引かれますね。

プロデューサー:今、ご意見を頂いたコーナーが「レジェンズ」は、基本的には毎日紹介するアーティストが変わっていくのですが、スティービー・ワンダーなどは、ご紹介したい曲があまりにも多いので、月曜日から金曜日まで、スティービー特集にしたりと、変則的にやっています。

委員:ジェイクさんの声がとてもいいなと思いました。作った明るさではなく、この方の心ばえがとても良いというか、朗らかさがあって親しみが持てるような声だと感じました。
放送局は、毎回声の良い方を選んでこられるなと思います。日本語で気になるところはありましたが、これだけ滑らかに喋れれば、生放送ですし、ちょっとわからなくてもご愛嬌かなという気が私はしましたが。番組としては30代から60代でも楽しめるのではないでしょうか。

プロデューサー:メインターゲットを30代40代にしていますが、20代の方からのリクエストがあったり、もっと上の方からも、その時代を経験されているので、リクエストを頂きます。

副委員長:映画の話題ですが、あれを聴いて何の映画かは、いま一つ分からない感じがします。
あの映画について知っている人が聴いたらわかるとは思いますが、全く知らない人が聴いたらちょっと説明が分かりにくいと思います。

委員:映画館の事を褒めていらっしゃいましたが、それよりも映画の説明をしっかりして欲しかったですね。

委員:やはり印象としては、他の事をしながら聴いていた時には、殆ど印象には残らなかったですね。集中して聴くと面白いんですが、何かをしながら聴くと、曲の印象はありますが、喋っている内容は、正直なところあまり印象には残らなかったですね。

副委員:日本語を、もう少しゆっくり話した方がいいのではないですか。かなり日本語が上手なアメリカ人、例えばドナルド・キーン氏などでも、彼の講演を聞いてもやっぱり疲れるんですね。外国人が日本語を話す場合は、少しゆっくり話してもらった方が、聴くほうは耳に入りやすい。日本語は内容を聴いているというより、リズムで聴いているところがありますから、言葉というのはそういう意味で、聴こうと思って聴くのではなしに、自然と聴いている時に入りやすいのは、もっとゆっくり・・ということですね。

委員:2、3日前、偶然車の中で、この番組を聴いたのですが、番組の最後でリスナーからのメッセージを読みますよね。その時は日本人の方からだと思うのですが、英語でメッセージを送ってこられていて、もちろん完璧な英語ではないですが、それをAJのジェイクが、非常に勇気付けるというか褒めるというか、そのコメントがとても良い感じがしたんですよ。そんな記憶があります。

プロデューサー:「英語でのメール、ファックス待っていますよ」という呼びかけをしているので、リスナーの方から英語でメッセージが届いています。

委員:ジェイクの言葉は、ファックスを送ったリスナーの人にとっては、嬉しいと思いますよ。
 
委員:このAJの方がお若いなと思ったのが、どなたかが落ち込んでいるというので励ます時に、「40代なんかまだ若いですよ。」というのを言われるつもりで、「僕は人生は20代ぐらいまでは春、40代はまだ夏ですよ。」と確か言われて、それでいくと彼の感じでは、60才過ぎは冬だろうと思うのですが、この方が若いなぁと思ったのが「春夏秋冬」というのも、私の感じとしては秋も深まるけどけっこう小春日和という時もあって厳しい冬だけではないという気がするのですが、聞いているリスナーの中には年配の方もいらっしゃいますからね・・。

委員:この方は色々な国を訪れていて、色々な情報や知識をたくさん持ってらっしゃると思うので、番組の中の世界のニュースを紹介するコーナーで、大いに活用したら、これはプラスになると思います。

委員長:10月からスタートした番組ですし、様々な意見を取り入れてこれからも工夫出来る番組ですよね。そういう意味では可能性もありますし。もう1人のAJのナオミさんも世界各国をバックパッカーで旅しているそうですから、彼女の番組への関心も出てきますしね。

委員:AJの方の経験が豊富だと、番組での話の幅も広がると思いますね。

取締役社長:ご意見・ご要望を賜り誠にありがとうございました。今後とも、ご指導の程宜しくお願い申し上げます。