福岡のFMラジオ局 LOVE FM。周波数76.1MHz。九州北部広範囲をカバーする10ヶ国語の多言語放送局。
ラブエフエム国際放送は、貢献・文化の向上・公共の福祉・産業と経済の繁栄に役立ち、平和な社会の実現に、放送によって寄与することをその使命とする。われわれは、この自覚に基づき、民主主義の精神に従い、基本的人権と世論を尊び、言論および表現の自由を守り、法と秩序を尊重して社会の信頼に応えていく。上記目的を実現するために、当社は放送番組を次の基準によって編集する。○ できる限り多くの言語で情報を提供し、九州北部在住の様々な国の人々とコミュニケーションを図っていくことを目指す。○ 放送内容は、従来のようにアップ・トゥ・デイトなニュースに限らず、母国の情報、災害時の緊急放送、生活面での必要な情報などをそれぞれの母国語で語りかけるような新しい概念の放送を目指す。○ 報道番組は、すべての干渉を排し、政治・経済・社会上の諸問題に対して公正な立場を守り、対立意見の問題に関しては多角的に論点を明示する。○ 教育番組・教養番組に関しては、対象を明確にして妥当な時間帯に編成し、必要な告知を実施する。○ 娯楽番組は、聴取者に健全な楽しみを提供し、生活内容を豊かにすると共に、その育成を図る。○ 社会の公安及び善良な風俗に反する放送は行わない。○ 個々の番組の企画・制作・実施にあたっては、『日本民間放送連盟基準』を遵守することを基本方針とする。
第181回 番組審議委員会 議事録概要
● 開催日時 2020年9月18日(金)18:00〜 ● 開催場所 ラブエフエム国際放送株式会社 ● 出席委員 伊藤 寛(委員長) 姜 益俊(副委員長) 岡 幸江 鬼塚 浩明 高木 友子 ● 議題 「災害時の取り組みについて」 ● 議事の主な内容 番組審議会規程の一部変更の協議後、番組視聴し番組制作プロデューサーより、番組の概要について説明があり、委員の皆様からは以下のようなご感想、ご意見をいただきました。 ・大雨特別警報が発令の中、「今まで経験したことないような大雨」とうたわれていたので通常放送の違和感がありました。DJの声のトーンが警戒レベル5という割には、普段と変わりなく優しく聞こえました。もう少し緊迫感があっても良いと思います。大雨特別警報が発令されてからの局として、特別放送を放送するという判断の速さは流石だと思いました。 ・国際放送局なので、英語、日本語だけではなく中国語、韓国語、ネパール語、ベトナム語で発信したのは良いと思います。 ・番組後半でDJが各自治体に発令されている警報、警戒を読み上げておりましたが、聞いていて間延びしており情報が伝わりにくかったです。 ・選曲については、人によって色んな思いもあるとは思います。歌詞がある楽曲は、個人的にはこういう災害時は少し不快に感じます。歌詞があることで、歌詞に感情移入し、余計に感情的になると思いました。インストゥルメンタルでリラックス効果がある楽曲の方が適切だと思いました。 ・各自治体の警報、警戒の地区の読み方が曖昧に感じました。福岡県福岡地区というアナウンスは、聞いていてどこの地区を指しているのか正直わかりにくいと感じました。また「福岡県の一部」という英語で「some part of〜」おっしゃっているのですが、文法的に間違っていると思います。実際「一部の〜」と言われてもこれもどこの地区を指しているのかわかりにくいです。自分の住んでいる地域が入っているかもわかりません。それだったら〇〇市まででもよいのではないのかと思いました。 ・DJの英語の発音も強弱の付け方が気になりました。 やはり災害時の放送で大切なことは、きちんと正しい情報を伝えることだと思いますので、発音、アクセント、落ち着いて原稿を読むということは大切だと思います。 ・今回の特別放送では、詳しい避難所の特定や、避難所に行く際の必要持ち物など知識が少ない方に対して必要な情報を発信しており、聞いていて非常にわかりやすいと思いました。 ・日本語で避難地区などを読み上げるスピードが少し遅いのではと感じました。やさしい日本語を意識しているのかは不明ですが、そこはメリハリを付けて発信した方がいいのではないのかと思いました。 ・前日の夜から家で待機されている方たちは、やはり目に見える情報、テレビ、ネットに情報取りにいっている方が多く感じました。そこでラジオが出来ることはなんだろうと考えた時、運転中の方、会社で仕事をしている方など耳だけしか傾けられない方を想定して番組作りをしてもいいのではないかと思いました。 ・災害時のラジオの役割としてメンタルの部分でのサポートが必要だと思います。聞いている方は不安の中で聞いていると思いますので選曲などには気を配り、ラジオを聞くことで気持ちを落ち着いてもらうのが一番だと思います。 ・一人の判断で避難するのは、正直かなり勇気がいると思います。避難情報を伝える際に、ただ「今すぐ避難して下さい」とアナウンスするのではなく、「身内・身の回りの方に相談をして下さい」などのアナウンスもあっていいのではないかと思いました。 ・災害自体を経験したことがない外国の方に対しては簡潔な言葉、具体的に「川に近づかないで下さい」「海に近づかないで下さい」などはこまめに発信する必要はあります。 ・DJと気象予報士の掛け合いも良いかと思います。専門的な知識を気象予報士が発信して、DJが一般の方目線で質問したり、緊迫した雰囲気の和ませ役のような役割分担をしてもメリハリがつくと思います。 次回番組審議委員会は10月に開催予定です。
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